自分に合ったベストなキーを設定する方法【後編】

ベストなキー
 
 
【前編】では、
❷自分に合ったベストなキーを設定する方法【後編】ということで、
 
実際にどうやってその曲のキー設定をどうすればいいのか?
そして自分にとってベストなキーを合わせるには、何を基準に決めればいいのか?
 
その具体的な方法と、キー設定やキーチェンジのポイントについてお話ししていきます。
 
バンドで歌う時はもちろん、カラオケで歌う際にもキーを合わせることはとても大切です。
 
 
あなたはベストなキーで自分の実力を最大限発揮できるような歌をうたいたいか、
 
合わないキーで残念なパフォーマンスをして評価を落としてしまうか?
 
どっちがいいでしょう(^-^)  ボーカリスト必見ですよ!!
 
 

【4】ベストなキーを合わせる手順

 

ベストなキーを合わせるには、実際に歌ってみなくてはわかりません。

キーを合わせる際、まずオリジナル音源のキーで歌ってみますよね?
その時とくに問題なく歌えるのなら、その音源の原キーということになります。

カラオケで歌う時も、たいていの場合はそのカラオケ音源のキーで問題ないと思います。

ただ、必ずしもそれがベストかどうかは別。

実際、どのキーが合っているかボーカル自身がよくわからない、という場合も多いようです。

 

松井
そうなんですよね〜。とりあえず原曲のキーで歌ってみて、特に問題なければそのまま歌ってますが、もしかしたらもっと合うキーがあるかもしれないってことですよね。

ささきひとえ
ベストなキーを探すには、どんな曲もとりあえず、次の方法で実際に歌ってみると良いでしょう。

 

①はじめは音源に合わせて、原曲のキーで歌ってみる

レッスンでも、自分で歌う曲について「キーはどうしますか?」と聞くと、同性の歌手の曲であれば、
「よくわからないので、とりあえずそのままで。」とか、「たぶん高いくて声が出ないと思います。」とおっしゃいます。

でも歌ってみると調整が必要な場合がほとんどで、初めからキーを合わせてくる生徒さんでさえ変更する場合もよくあるんですよ。

また、なんとなく原曲のキーで歌えたら、それでよし!としてしまっている人が多いと思いますが、必ずしもそうとは言えません。

いかに多くの方が、ベストなキーで歌っていないかってことですよね。

でもとりあえず原曲を基準に決めていく方がわかりやすいので、まずは原キーで歌ってみます。

ですが時々、原曲のボーカルに合わせて歌っても、全然合わない場合もあるんですね。

どちらかというと声の低い男性に多いのですが、一般的なJ-POPの男性ボーカルの曲が全く合わないという方もいます。

最近のJPOPの男性ボーカルは本当に声が高いので、
逆に女性ボーカルの曲を1オクターブ下げて歌う方が歌いやすいという方もいます。

そういう場合は無理に原キーで歌わずに②に進みましょう。

②キーチェンジ機能を利用し、自分に合ったキーを探す

次はカラオケなどのキーチェンジ機能を利用して歌ってみましょう。

カラオケのメニューにある曲なら、カラオケボックスなどに行ってキーを合わせてくるといいですが、洋楽などカラオケにない場合や、アレンジが違ったタイプの曲などはそれもできないので、難しい場合もあります。

キーを合わせるには<なんとなく>ではなく、<必ずちゃんと>歌ってみないと決められません。

そういう場合はアプリやキー変換ソフトなどを利用すると良いでしょう。

自分のプレイリストに入っている音源なら、それをキーチェンジしてくれる無料アプリなどもあるので、ぜひ利用してみてください。

 

③カラオケでキーを合わせる時に気をつけたいこと。

#6(+6 )と、 ♭6(ー6) は 同じキーになります。

カラオケなどのキーチェンジ機能で、どんどん上げていったり下げていったりすると、
プラス6とかマイナス6とかになってしまうこともあります。

でも大きくキーを変えると音質も変わってしまいます。

特にカラオケの場合は、低くしすぎると低音部がモコモコして全体的なサウンドが重くなったり、逆に高くしすぎるとと、軽くなりすぎたりして曲の雰囲気が変わってしまうこともあります。

また、#6(+6 )と ♭6(ー6) は 同じキーです。
(*1オクターブ違いで同じキーということになります。)

なので、もし#7(+7)がちょうどいいとしたら、♭5(ー5)にすると同じキーになるので、なるべく大きく変えないように工夫してみましょう。

 

◆異性の曲を歌う場合は以下を参考に。

<男性ボーカルの曲を、女性が歌う場合>
+4(#4)くらい、または、−5(♭5)くらいで歌ってみて、そこから微調整していきましょう。

<女性ボーカルの曲を、男性が歌う場合>
最近では男性の曲もとても高いものが多く、曲によっては2つ上げくらいでちょうど歌いやすくなる曲も多いかもしれません。
基本的には、プラス4〜5(#4〜5)くらいで歌ってみて、そこから微調整していきましょう。

 

④キーをあげる!という選択肢を持つ

だいたい合うキーがつかめたら、+1とか、−1とか、低め、高めを<プラスマイナス2>くらいまでのキーで、通してちゃんと歌ってみることです。

また意外に盲点なのが、上げてみる!という選択肢。

レッスンでも「自分は声が低い・・・」と思い込んでいる人が多いんですよね。

 

ささきひとえ
歌いにくい原因は、「高いから。」と思っていませんか?

高橋
もう、完全にそう思ってます!
でも実際サビの高い音で声出てない場合は、まずキーを下げる!という選択しかないですよね。

ささきひとえ
いえいえ、そんな時も試しにあげてみてください(^-^)

たとえば曲の中で、「このフレーズうまく声が出せない」とか、「ここ歌いにく〜〜い(>_<)」って箇所、ありますよね?

そんなときスムーズにいかない原因は、単純に高いから・・・ではありません。

同じフレーズでも、半音変わっただけで歌いやすくなったり、
同じ人が歌っているとは思えないほど、ボロボロになったりします。笑

声が使えていない人ほど、顕著に現れます。

 

ささきひとえ
そんな時、ほとんどの場合キーを下げて歌おうとするのですが、高音部が出しにくい時などは、キーを下げるだけではなく、逆に上げてみることで歌いやすくなることが多いんですよ〜(^-^)
高橋
へ〜!上げてみるなんて、意外ですね!
下げることはあっても上げたことなんて一度もなかったので驚きです。

 

なぜならキーを上げることで、
ギリギリ頑張って出していた声がもっと楽なポジションに移行しやすくなることが多いのです。

*声のポジションについてはこちらを参考に。
喉声とサヨナラ! ムダなく無理ない ポジションで歌おう

 

なのであげた方が歌いやすくなる場合が本当に多いんですよ〜。

ささきひとえ
実はわたしも先日、ちょっと高いしムズカシイ曲だな〜(>_<)と思っていた曲のキーを、半音上げてみたらとっても歌いやすくなって、びっくりしました。笑

 

キーを上げてみる!という選択肢も頭に入れておくといいですね。

 

【5】キーを合わせる際、何を優先させるか?そのポイントとは

 

また単純に、自分が歌いやすいキーに合わせるというだけでなく、どんなボーカルにしたいか?によって、キー設定も変わってきます。

何を優先させるか?またはどんな環境か?など、以下を参考に。

キー設定の優先順位

①基本的には低い部分に合わせ、全体のバランスを考える

サビの部分で無理なく歌えて『これでいいかな〜』と思っても、はじめのAメロ低音部が低くなりすぎてしまうことがよくあります。
このパターンでキーを合わせている人が結構います。

全体のバランスを優先させるなら、まずは低音部がとりあえず出せるところで決めましょう。

なぜなら先ほどもお話ししたように、
意外と高音はキーをあげたほうがよかったりするし、高音はコツが掴めると割と出しやすいのです。

その点、低音は高音よりも限界があり響きにくいので、全く声が届いていないのなら低音に合わせたほうがベターな場合もあります。

 

⑵その曲の一番高い音に合わせたキー設定。

低音がさほど問題なく出せるなら、次に多いのが、その曲のメロディーの一番高いところに合わせたキー設定です。
一般的に最も多いパターンですよね。

まあギリギリなんとか出せる!的な基準で決めることが多いと思いますが、
ようはボーダーラインを超えないことを優先させたキー設定です。

でもこの決め方では、自分にとって本当にそのキーがベストかどうかはわかりません。

 

⑶歌いにくい部分や、思うように声が使えない部分をできるだけ避けるキー設定。

どんなメロディーでも問題なくバッチリ歌える!という人はいいですが、大抵は苦手な音域があったり、この音はしっかり出せないとか、こういうメロディーラインはスムーズに歌えない、、、などあると思います。

曲によっても歌いにくいフレーズ(箇所)があったりしませんか?

「このメロディーラインのこの音でいつもひっくり返る。。。」なんて。

そんな時、キーを変えるだけで、意外とスムーズに歌えたりするんですよ。

あるいは「ここのロングトーンが不安定。。。」っていう場合など、
曲の大事なところで失敗する可能性が高いなら、少しズラしたほうがよかったり。。。

また、「この曲、この音ばっかり出てくる!」など、
高低に関係なく、頻繁に使われる音は、苦手な音じゃないほうがいいですよね。

このように苦手な音を回避するキー設定もあります。

ただ、これはあくまでも本番の時は・・・ということで、レッスンでは苦手な部分をあえて練習する場合もあります。

⑷曲のいい部分に、自分の声の一番いい響きが持ってこられるキーに合わせる。

曲のダイナミクスや聴かせどころで、自分の声(歌)の一番良い部分が出せたり、
スムーズに表現することを優先させる場合もあります。

ここで盛り上げたい!とか、ここを伝えたい!というフレーズにフォーカスしたキー設定です。

たとえば聴かせるバラードなどは、歌い出しの最初のフレーズが大事だったりするので、そこにフォーカスする場合もあります。

またオーディションなどの場合も、初めに与える印象が重要なので、Aメロに合わせたキー設定などもあると思います。

 

⑸全体を通して聴き手に伝わる印象を大事にしたキー設定。

曲のイメージによっては、
少々声がきつくてもパワフルなイメージで歌いたいとか、
しっとりと落ち着いた感じで聴かせたいなどあると思います。

少し低めのキーで歌った方が大人っぽいイメージになったり、逆に明るくて元気な曲はちょっと高めで歌った方がよかったり。

あるいは、自分ではこのキーが歌いやすいけど、聴いた感じは上げた(下げた)方がイイ!!って場合もあります。
自分では歌いにくい部分があっても、聴き手にはそれがわからない場合や、伝わり感が違ってくる場合もあります。

その曲をどう歌いたいかを大事にしてキーを合わせることも重要です。

 

⑹ストレスのない安全圏でキーを合わせる。

でもやはり、無難に歌えて失敗のリスクが少ないキーにしたほうが安心!という場合もあると思います。

歌う本人がストレスなく、余計な緊張をしなくていいように。。。ということも大事なポイント。
キーを変えることで、メンタル的に不安になっては元も子もありません。

 

⑺セットリストなど、前後の曲のバランスを考慮したキー設定。

何曲も歌うようなライブでは、セットリストによってもキー設定が違ってくることもあります。

たとえば声は、使えば使うほど低音が消耗してくるので、低めの音が多い曲はライブの前半に持って行くか、最後の方で歌う場合はキーをあげるか。など考えます。

また人によっては、声がどんどん出てくる人もいるので後半で盛り上がる曲などは結構高めでも大丈夫!とか逆に声が疲れてきそうな場合は低めにしたりなど。

プロの場合は、ライブによって同じ曲でもキーが違っている場合もよくありますよね?

そんなに大きなコンサートをされる方は少ないかもしれませんが、セットリストによってキー設定をすることもあるのです。

松井
なるほど〜。私なまだまだそんなレベルではないけれど、キー合わせってとっても重要なんですね。
1曲1曲しっかり決めていきたいと思います!

 

わたし自身もキーを決める時は、いろいろ歌ってみたりして、実は結構悩みます。笑
迷った時は、キーを変えて歌ったものを録音してみてどっちがいいか決めたりします。

その曲を歌った時の自分の声の状態や、曲の雰囲気、バランスなどを考え
慎重に決めてくださいね。

 

【6】キーを決める際の、よくある失敗例

 

「よし、この曲はこのキーでいこう!」と思っても、実際にバンドで歌ってみるとちょっと違った!!なんてことはよくあります。

ボーカルの場合、とくに音量が小さい環境でキーを決めてしまうと、実際しっかり声を出して歌ってみたときに感じが違ってくることが多く、
たいていの場合「これじゃちょっと低かったかも。。。。」という結果に。

キーを決める際のよくある失敗例あげてみたので参考にしてください。

①カラオケではバッチリだったのに、バンドで歌うとなんかキーが違う件。

これ、ホントに多いんです。

ささきひとえ
カラオケの音源ってどんな人でも歌いやすいバランスになっているんですね。
なんてったって、ドラムの音がかなり小さい!!!

高橋
そうなんですか。僕はカラオケでしか歌ったことがないので、全然そう感じたことありませんけど・・・。

バンドで歌った経験がある方ならわかると思いますが、生の楽器の音って結構大きいです。

特にドラムはカラオケとは全然違う音量なので、それに合わせると楽器全体のボリュームも上がりますよね。

その中で歌うと必然的に声量が上がってしまうので、カラオケで歌っている時と違ってきます。

それがいいか悪いかは別として、バンドで歌う際はちょっと高いかなというくらいで決めた方がいい場合が多いですね。

それ以外にもボーカルの声は、低音部分が響きにくく、バックの音にかき消されてしまいます。

一人で口づさんだり、カラオケなどの音源に合わせて歌っている時はちょうどいいなと思っても、バンドで歌うと低く感じてしまうことがあるのです。

ささきひとえ
そう言ったバックの音量も考慮して、大きめのボリュームの中でしっかり歌ってから決めましょう。

 

②オリジナル曲のキーがムチャぶりだった件。

作曲をする方は経験があると思いますが、作曲はたいてい、夜、静かな場所で自分の世界に没頭しながら小声で作ったりします。

なので、鼻歌で歌えていても実際には音域がムチャぶりだったり難しすぎる名曲に仕上がったりします。笑

「作ったはいいんだけど、コレ誰が歌うの?」っていう曲、私も結構あったりします

音域が広くなりすぎないように、実際にしっかり歌ってみた上でキーを決めてくださいね。

 

【7】自分に合ったキーをアルファベットにするには?

 

では、どうやって自分に合ったキーをアルファベットにするか?やっていきましょう。

【前編】のキー設定の基礎知識のところでお話ししましたが、
キーをアルファベットにするには、その曲のトニック(主音)がわかれば簡単。

トニックというのは、その曲のベースになっている音のことです。

キーをアルファベットに

①トニック(ベースとなる音)が何か?を聴き取る

 
バンドでボーカルをされたの経験がある方は、キーをどうやって伝えるかご存知でしょうが、
普通はカラオケのように「原曲の2こ下げ」とか「#1で」とか「プラス3」などという言い方をしますよね。

でもこれだと、実際その曲のキーが何なのか、ボーカル自身わかっていないことがほとんどです。

「このキーって、アルファベットではなんて言うのだろう!?」

ボーカル自身がわからなければ、バンドでもセッションでもキーを合わせてもらうことができませんよね?

そこで先ほどお話しした、トニック(主音)を掴むとこが重要になってくるわけです。

まずは、あなたに合ったベストなキーで歌ってみましょう。
そうしたら次は、その演奏とメロディーをよ〜く聴いて、軸(ベース)となる音が何か?を聴き取ります。

コツは、そのメロディーに合わせて、一番しっくり来る「ドレミファソラシド」探すことです。

*【前編】のカエルの歌を例にしたキー設定を参考に。

 

②「ド」に当たる音(トニック)を掴むのがキー探しのキー!!

 

一番しっくり来る「ドレミファソラシド」が掴めたら、その「ド」に当たる音をピアノなどで探します。

それが「ミ」だったら、その曲のキーは「E」です。
それが「ラ♭」だったら、その曲のキーは「A♭」または「G#」です。

 

一般的な言われ方  ファ
クラシック的な表現 
バンドでの表現(コード) C D E F G A B C
 

*「♭」とは半音下がること。「#」は半音上がることを意味します。

楽器がなければ、スマホなどの無料のピアノアプリでもOK!

私もたいていはアプリで済ませています。
このようなアプリはとっても便利で活用できるので、ぜひダウンロードすることをお勧めします。

 

例えばカエルの歌の場合、「ソ」から始まるカエルの歌はキーが「G」ですが、
それは歌い出しのメロディーが「ソ」からはじまるから、ではありません。

一番しっくり来る「ドレミファソラシド」が、「ソ」から始まる「ソラシドレミファ#ソ」なので、「G」になるわけです。

カエルの歌はたまたま歌い出しがトニック「ソ」からはじまりますが、他の音からメロディーがはじまる場合もたくさんあります。

歌い出しの音ではなく、その曲の一番しっくりくる「ドレミファソラシド」は何か?

それがトニックになり、その曲キーということです。

 

③もっとカンタンなキー探しの裏ワザとは

本来、楽譜を見てキーを確認し移調していくのが普通。

でも楽譜が苦手なボーカルやカラオケボーカルにとっては、それはちょっと敷居が高いし、楽譜自体あまり使わないことが多いですよね(>_<)

ささきひとえ
本当はボーカルとしてトニックを聴き取れる力をつけることが理想ですが、ちょっとムズカシイという場合は、こんな方法もありますよ。

多くの曲は、Aメロの歌い出だしのコード、あるいは曲の終わりの音(メロディーの最後にくる音)が、
その曲のキーになっていることが多いのです。

その音のトニック(軸となる音)が何かを聴き取るのと同時に、Aメロの出だしのコードを聞いて判断しましょう。

つまり耳コピですね。

それには、とにもかくにも音を聴き分けられることが大事です。

このように、いろんな曲を聴きながら、その曲のトニックは何か?を遊びながら聴きとってみるといいですね。

例外もあり、転調する曲の場合、最後の音は参考になりませんが、多くの場合、その曲の【キー】になります。

ボーカルはあまり【耳コピ】をする機会がないかもしれませんが、ぜひやってみてください。

 

陽子
やっぱり耳コピって大事なんですね。難しいそうだけど、できるかな〜
ささきひとえ
はじめはできなくても本当にすぐできるようになります!
どんな音(コード)か?を聴き取る音感トレーニングをやることで劇的に音楽的聴覚が上がるので、さっそくやってみて〜(^-^)

これはとっても良い音感トレーニングになるので、ぜひお勧めします。

はじめは難しく感じでも、生徒さんたちもすぐに慣れてどんどん聴き取れるようになってくるので、ビックリするハズです。

 

④コード譜をキーチェンジ(移調)するとき

すでにコード譜がある場合は、それを書き換えるといいですね。

各小節の上にアルファベットの文字が書いてありますが、それがコードになります。

 

楽譜キー

 

もしキーを2つ(+2)上げたければ、そのコードを2つ上げて書き換えればいいのです。

キーチェンジ

かりに、この鍵盤上にある「C」を2つ上げると「D」になり、3つ上げると「D#」になります。

「A」を1つ下げると「A♭」または「G#」になります。

このように、楽譜上にあるコード(アフファベット)を変えたい数だけ上げたり下げたりして、書き直してみましょう。

たとえば、♭△7」 (*これはBフラットメジャーセブンと言います。)を、3つ下げたい時は、
B♭から3つ下の「G」になるので、あとは △7をくっつけて、「G△7」となります。

楽譜を書かないまでも、これがわかっていれば少しは話が早いですよね?

中にはトニックが見つけずらかったり、転調が多かったり複雑な曲もありますが、そういうときは、

「この音源のキーより、半音(カラオケでいうなら+1)上げてください。」とか、
「1音半(カラオケでいうならー3)下げてください。」などと伝えましょう。
 
 

・・・というわけで、キーについてやってきましたが、声という楽器はとてもデリケートです。
特にボーカルは、音量のバランスによってニュアンスが変わってしまいます。

その変容性を理解した上で、あなたに合ったベストなキーを見つけて、あなたらしい素敵な歌をうたってください。

バンドはもとよりカラオケでも、キーを合わせられなくて不便な思いをしているボーカルがたくさんいます。

キーがわかると、「この曲は B♭でお願いします。」なんてすぐに言えるようになるので、キーチェンジも頼みやすくなりますよね。

メンバーを煩わせることなく、スムーズにリハも本番も迎えるためにもぜひ覚えましょう(^-^)
 
 

まとめ

◆パフォーマンスを上げるには、何となくキーを合わせるのではなく、いろんなキーでちゃんと歌ってみる。
 
◆高いなと思ってもキーをあげてみることで歌いやすくなる場合も!
 
◆何を優先させるか?によってキー設定は変わってくる。
 
◆カラオケで歌うときとバンドで歌うときの違いを考慮して。
 
◆キーを設定する際もとにかく耳コピは大事。曲のトニックを聴きとれるように。
 
◆その曲ごとに自分に合ったキーを設定して、メンバーに伝えられることはボーカリストとして大きな一歩です(^-^)
ベストなキー

4 件のコメント

  • ささき先生、ご無沙汰しております。和歌山県新宮市の辻と申します。今回曲のキーのお話で読まさせていただきました。当方昨年春よりビートルズのコピーバンドのメンバーが変わりました。僕の担当は今までと同じジョージハリスンの役なんですが、ずっと声が出なかったため封印してきた曲She Loves youのイントロYe Ye Ye (エンディング分もありますが(^^;)だけの参加になります。やっぱりメンバーから下がっている、フラットしている。って言われます。ソの音なので自分でも出かねているか出ない音かもしれません。リードギターのフレーズからキーを下げるわけにもいかないんですが、最初からテンションが上がった歌なんで、裏声にすると変に聞こえてしまいます。週2回のバンド練習しているけど何か合わないね!って
    基本メインボーカルではないので、曲のちょっと参加とかバックコーラスをやっています。自分のパートのYoutubeとかCD買って練習とかもするんですが、それも唄って見本しているひとが裏声なのか表声なのかさえ迷う時があります。

    • 辻さん、お久しぶりです。コメントありがとうございました。
      Gでいきなりしっかり出すのは、結構高いし難しいですよね〜!

      実際、現状で頑張って出そうとしてもどうしても音程が下がってしまうでしょう。
      どうしてうまくいかないかは、頑張って力が入ってしまうからです。

      でも、今の状態だと力を抜けば弱々しい声になって使えない。。。ってことですよね。
      みなさんそうおっしゃいますが、それはやり方が違うからです。

      しっかり声を使っていくための方法があり、そのやり方をつかめばできるようになります。
      正しく理解できないとどうしても頑張って無理やり声をだそうとするので、いくらやっても同じことの繰り返しだからです。

      これから先は実際のレッスンになってしまうので文字では難しいですが、まずは正しく理解すること。
      それができればきっとできるようになると思います!!

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