歌が上手い人はどんな練習してるの?1曲仕上げるまでの7つの手順と意外な秘訣

歌が上手い
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歌が上手い人の練習法と言ってもミックスボイスについてのボイトレや、歌い方のテクニックではなく、文字通り1曲を仕上げていくために、どう練習していくか?についてお話ししていきます。

歌が上手い人はやっぱりそれなりの練習をしています。

それは一見、当たり前のように思えて、実はその当たり前のことの中にちょっとした【違い】があり、そこに【秘訣】があったりするんでするんですね。

ぜひ最後までご覧いただいて、あなたが新しい曲に取り組むときのアイディアに加えていただければと思います。

 

Q:歌の上手い人は1曲仕上げるのに、どれくらい練習するの?

ご質問いただいております。

質問
Q:歌の上手い人って1曲仕上げるのに、どれくらい練習しているんでしょうか?
私は歌詞とメロディーを覚えるだけでも大変で、なんとか歌ってみるものの、いつも納得のいく歌が歌えません。
ちなみに先生はどのような練習をされていますか?

 

歌が上手くなりたい!これはみなさん思っていますが、どんな練習をしているかって人によって違うと思います。

あなたは新しい曲を覚えて歌う時って、どんな練習をしますか?
また、どれくらい練習しますか?

まずは1曲仕上げるためにどういう練習をするか?やることリストについてですが、
7つのタスクに分けて紹介しますね。

当たり前のことの中にある違いを見つけていただければと思います。

動画はこちら

【歌が上手い人の練習法】1、歌詞とメロディーをコピー

これは当たり前です。
知らない曲は何度も聞いてメロディーと歌詞を覚えることから始まりますよね。

でも例えば、歌詞とメロディーは覚えたはずなのに、

「あれ?全然歌えてない・・・」ってことありませんか?

「ウチで歌っているときは、もう少し上手かったような…」

CDに合わせて何度も練習したし、そのときはもっと歌えていたはずなのに、カラオケで一人で歌ってみたら全然イメージと違う・・・・なんて。

これは多くの方が感じる、歌ってみた【あるある】だと思います。

 

さて、どこに問題があるのでしょう。

まず多くの方は、この段階で練習は終わったと思っています。
このご質問の方もそうですね。

歌詞とメロディーを覚えてさあ歌ってみよう!となっていますが、この段階はまだスタートラインに立っただけです。

新しい曲を覚えるときは、CDなどのオリジナル音源を聴いてとりあえず歌詞とメロディーを覚えますよね?

 

以前も生徒さんから
「1曲につき、何回くらい練習するんですか?」と聞かれたことがあって、

「新しい曲をやるとなると邦楽だと500回?英語の曲だと1000回くらいですかね・・・。」

こう答えたら

「そんなに練習するんですかっ!!!!」とびっくりされたんですね。

でも皆さん実際これくらいいくと思いますよ〜。

要はカラオケで1曲通して歌うのを1回と考えると、どんだけカラオケ行くの?ってことになりますが、なんだかんだ結構歌ってると思います。

特に洋楽だと、まず曲を覚えて、歌詞を和訳し解釈した後、とりあえず発音できて口がある程度回るようになるまで何度もCDに合わせて鼻歌で歌ってみるのですが、

私の場合、記憶力がどうかしているので(笑)日本語の5倍はかかってしまい、初めて覚える難しい曲だとあっという間に200や300回は行くと思います。

皆さんはその半分くらいで覚えられると思いますが。。。(^^;;)

もちろん練習の時間がたっぷりあるワケではありません。
私も仕事や家事の合間に練習します。

ご飯を作りながらとか、移動の車の中やお風呂のなかで歌詞を覚えたり、頭の中でも歌うし、曲にもよりますが。

そしてここでの問題は、ただ数をこなせばいいかと言うとそうではなく、

一番の見落としは、
CDなどの音源に合わせて歌うだけで練習を終了させていることです。

 

私もそうですが、特に英語の歌詞などは、オリジナルの音源に合わせて、発音をチェックして歌詞を覚え、一緒に歌いながら練習しますよね。

でもこれだけじゃ全然ダメで、全く一人で歌えるようにならなければ歌えません。

不思議なのは、CDと一緒に歌って『もう完璧に覚えたんじゃない?』って思っても、ガイド(本人の歌)ナシで一人で歌うと、思った以上に覚えていなくて、たまげます・・・(^_^;)

迷子になるんですね。
特に英語は「あれ?次なんだっけ?」ってなってしまうことが多いです。

そして一番の落とし穴は、CDと一緒に歌うと自分の穴(足りない部分)をご本家の歌がうま~く埋めてくれるので、上手に歌えているような錯覚をおこしてしまう、ってこと(笑)

一人で歌ったときに「・・・え??」ってことに Σ(゚д゚;)

CDなどに合わせて歌っているだけでは、自分の歌のクオリティーを上げることは出来ません。

初めは曲を覚えたりする時間も必要なので、歌入りでもOKですが、なるべく早く一人で歌う練習しましょう!

そして、ここからがスタートです。

 

2、 オリジナルの歌手の歌を、深〜く聴いてみる

もちろん本人の歌は真剣に聞きますよ〜と言う方も多いと思います。

でも意外に歌詞とメロディを中心に聞くだけで終わってしまう人が多いんですね。

ここで何を聴くか?と言うと、その本人の歌い方の特徴や声質のマネではなく、大事なのは

・ブレスの位置やタイミング、
・歌詞やメロディーにはない空白の部分
・その本人の気持ちや思いの動かし方 
です。

そういうところを聞き取る意識が大切です。

 

3、原曲から離れる

次に大事なのは、いかに原曲から離れるか?

つまり、自分ならどう歌うか。

頭の中で原曲の歌手の歌が流れてない?

レッスンをしていて、たくさんの方の歌を聴かせていただくのですが、
「いま、アタマの中でご本家の歌が流れてない?」って聞くことがあります。

「流れてました〜!なんでわかるんですか?」

って言うことあるんですが、わかるんです。自分の言葉になってないな〜と

自分が歌っていながら、ご本人の歌を頭の中で聞いているので、自分の歌が把握できない・・・・・・

ささきひとえ
自分の歌がわからないまま歌っていては、自分らしく素敵に歌うことなんて、できませんよね。

それがダメということではありません。
ご本人の歌を頭の中でちゃんとイメージしてそこから外れないように歌ったほうがいいのは、ごく初心者の場合です。

音程が取れないとか、歌いなれていないという方は、その方が歌いやすいと思いますが、
あなたがもし、自分らしくもっと素敵に歌いたいというのであれば、ぜひ

・自分が最高にいい感じで歌えてるのをイメージしながら、
・自分の歌をしっかり聴きながら歌ってみましょう!

そして大事なのはキーを合わせることです。

オリジナルと同じ歌い方で同じキーで歌わなければならない、、、という考え方ではなく、自分に寄せてみましょう。

自分に合ったキーで歌うだけであなたの歌は見違えるほど変わります。

バンドなどで歌う時などキーチェンジができない場合はしかたありませんが
そうでなければ自分のキーに合わせる!

ささきひとえ
プロにとっては当たり前のことですが、私はむしろ初心者ほど自分にあったキーで歌うのが必須だと思います。

キーについてはこちらの動画を参考に

*【カラオケ上達】自分に合ったキーの見つけ方3つのポイント

*曲のキーの探し方と移調のしかたがすぐわかる!楽譜が苦手なボーカル必見

 

そしてもう一つ。オリジナルから離れるため

YouTubeなどでその曲のカバー曲を聴いてみる。

どうしても否が応でも、特に個性的な歌手の歌ほど、無意識の領域までがっちりご本人の歌い方がインプットされていると思うので、それを壊すためにも、おすすめ。

「へ〜こういう感じもあるんだ」とか「世界観が変わるととこうなるんだ〜」とか引き出しを増やしていくためにも、他の方のカバーを聞いてみるのはとても参考になります。

色々なカバー曲を聴いて、オリジナルからどれだけ離れることができるか? 

 

4、 決まった音源がある場合はその音だけを深く聴く

バンドやDTM、弾き語りなどで歌う場合は、バックのアレンジが変わる場合がありますよね。

またカラオケでもご本人以外のカバーバージョンで歌うときなど、あなたが歌いたいアレンジの音源をよく聞いて把握しておきましょう。

アレンジよって歌い方も変わります。

ささきひとえ
テンポはもちろん、イントロや間奏、曲の構成など、どこでどんなふうに流れているのかを、よく聴いてみるといいですよ。

いきなり合わせる場合は別として、決まった音源がある場合は、それぞれの楽器がどんな音を奏でているか?
それを聴いてみることで、どうアプローチしたらいいかが見えてきます。

で、ここまでが下準備です。

1でスタートラインに立ったとしたら、2、3、4で、

これから走るコースがどんなコースなのか?ゴールはどこなのか?

楽しく盛り上がる曲?それとも切ない涙を誘う曲?強いメッセージを伝えたい曲?
など、自分にあったシューズでどんなコースを走るのか?のイメージを作ります。

歌が上手くなるために避けては通れない音楽の聴き方も参考に!

5、 自分の言葉でどう伝えるか?をイメージしてみる

ここでやっと、本来の【練習】に入っていくわけですね。

まずは走ってみる。自分ならここはこんな風に歌いたい。
ここはこんな気持ちになる。とか。この言葉を伝えたいとか。

そんな感じで言葉をのせていきます。
あなたの言葉にして気持ちを動かしていく。そこにはもうご本家の歌はありません。

ここは自分の練習でも、レッスンでも1番楽しい部分です。

こんな感じの方が面白いかな〜とか
この子にはきっとこんな感じがあうな〜とかアドバイスしたり、もっとこうしてみない?

「いいね〜!こっちの方が〇〇さんらしいとか」とか試してみたり。

6、切り取って練習を繰り返す

ところが。

そんなにすんなりいきません。ここで必ず壁にぶち当たります。

こう歌いたい!イメージはできても上手く歌えない、声が使えない。。。。

ささきひとえ
練習で一番時間を使う部分です。てか実践的な練習の部分ですね。一番苦しい部分でもあるかも。。。

例えば高音で力んでしまい上手く出せないとか、途中で息切れして最後はバテてしまうとか、リズムに乗りきれないとか。

ここでとっても重要なのが、切り取ってゆっくり練習することです。

上手くいかない部分を、そこだけ丁寧に何度も練習する。

よくやるのは、ボイトレのやり方をそのまま入れ込む。
例えばハミングや母音で歌ってみるとか、それ以外にもボイトレのワークをやって喉のフォームを掴むとか、頭で計算しながら感情を入れずに歌ってみるとか。

すぐにできないこともたくさんありますが、
ここでのポイントはめげずに焦らず楽しんでやることです。

何度もコースを走って途中でうまくいかないところは立ち止まって練習するって感じです。

通して何度か歌ってから、上手くいかない部分を 切り取ってゆっくり
これがいわゆる練習になります。

歌が上手くなる!確実に差がつく具体的な練習法《5つの進め方》も参考に!

7、 通して歌ってみて録音&修正

この段階に来てから録音。。。というわけではなく録音は早い段階でした方がいいですよ。
録音することで気づくこともたくさんあります。

よくあるのは、
・思ったより言葉がはっきりしてないな〜とか、
・音程が低いな〜とか、
・楽に歌った割には声しっかり乗ってるな〜とか、
・結構張り上げたのに、ボリューム出てないな〜とか。

そこでまた修正を重ねて仕上げていくという感じです。

このように、1の段階で歌詞とメロディーを覚えて、通してカラオケで歌ったら練習が終了ではありません。

そこでスタートラインです。

通して歌うまでにやらなければいけないこともたくさんあり、
そう考えると、1曲仕上げるためにかかる時間もエネルギーも結構あるかもしれません。

もちろん皆さん学校やお仕事もあるし、練習の時間がたっぷりあるワケではありません。
これは私も同じです。仕事や家事の合間に練習します。

ただ必ずここまでやるかと言うとそうでもなく、ほとんど練習しなくてもすんなり歌える曲もあったります。

1曲にどれくらい、想いと時間とエネルギーを費やせるか。

曲によっても違いますが、あなたはどうですか?

それにしても不思議なのは、練習すればするほど難しくなって、どんどん歌えなくなっていくのはどうしてでしょう??

一番はじめに歌った歌が、一番良かった様な気がすることも、みなさん感じていると思います。

はじめは何も考えずに気持ちのまま歌っているので、ある意味、一番自然でいい感じで歌えているのかもしれません。

レコーディングなんかも、TAKE1が一番イイ!というのもうなずけます。

とは言っても、じゃぁ練習しないで本番に臨めばいいかというと、そうではありませんよね。
練習は、やり込まなければ体に入ってきません。

考えなくてもできるレベルまで、いろいろ意識して考えながら練習しなければ。

結局、考えて歌っているうちはダメなんですね。
無意識レベルで自由自在に歌えたら、きっとゾクゾクするほど楽しいんでしょうね〜✨

ただ、練習した事実は新しい世界への向かうための貯金になります。

なので練習はやっぱり必要。練習の仕方も重要。

自分の実力以上のことはできないし。
私も思うように歌えなかった時の悔しさの方がいつも多いですが、

でもそれ以上に、楽しんで歌えた時の開放感や充実感、聴く人に喜んでもらえた時の達成感や満足感があるから、こうして歌っているんですよね。

今日は

Q:1曲仕上げるのに、どれくらい練習しているのか?どんな練習をされていますか?
と言うご質問にお答えしましたが、この7つのタスク、よかったらあなたの練習メニューにも加えていただけたら嬉しいです。

また独自の練習法などありましたらぜひコメントくださいね!(^^)

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3 件のコメント

  • 私は曲というものに感情がのらないというか、自分自身がいなくなって、気づいたら音が鳴っている状態なのに
    ・表現力がすごい
    ・声や歌い方が楽曲によって変わる
    とか言われてずっと不思議に思っていました。

    困って、ボイトレに2ヶ月ほど通ってみているのですが、一向に変わらない自分がいます。
    ボイトレの先生からはもはや自分を楽器だと考えてもいいのではないかと言われました。
    録音したり、他の人の歌い方を学んだりもしていますが、歌っている最中にどこかへ言ってしまいます。
    自分とは違う誰かが歌っているのを後ろから聞いているような感じです。

    こちらのページで紹介されている内容でまだやっていない方法もあったので、参考にさせていただきながら練習してみます。
    とても困っていたことだったので、ご情報を頂けて本当にありがたいです。

  • ざっくばらんに読ませて頂きました。

    カラオケ練習も、合唱曲練習と同じ感覚なのだなぁとも感じました。
    もちろん、曲長が違うので、ぴったり同じでは無いですが。
    音楽という括りでは、同じですもんね。

    • お読みいただきありがとうございました。コメントもありがとうございます!
      そうですね。同じ部分はたくさんありますよね(^^)

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