リズム感をキープして歌うための3つの基礎トレーニング

歌のリズム感
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【リズム感】と言っても、いわゆるリズム音痴を何とかしたい!という方から、歌でグルーヴ感を表現するには?というレベルまで、とにかく深く幅広くあります。

ここでは「リズム感のあるうたを歌いたい」という方が、どうしたらテンポをキープしながら、リズムというものを掴んでいくか?について、詳しくお話ししていきます。

普段のレッスンで感じていることやよくある事例をもとに、リズム感を立て直すための基礎練習法をお伝えしていきますので参考にしてください。

 

【リズム感】の前に【テンポ感】の問題?

 

リズムのお悩み、レッスンにもたくさんの方がいらっしゃいます。

・そもそもリズムがよくわからない
・歌っているとどんどんリズムがズレていく
・速くなったり遅れたり、リズムがばらつく
・リズムに歌がノレてる気がしない。。。などなど。

これは【リズム感】の前に【テンポ感】の問題です。

テンポというのはその曲のスピードのことですが、それに拍子とビートが加って、その曲のリズムが決まります。

 

たとえば、「カエルのうた」の場合、

か え る の う た が V
♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩

聞 こ え て く る よ V
♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩

4分の4拍子で ♩=100 くらいかな?(数字が大きくなるほど早くなる!)

「カエルのうた」は非常にシンプルな曲なので、これでリズムをハズしてしまう人は少ないですよね?

でもメロディーやリズムがもっと複雑になってくると、曲に歌を乗せていくのが難しくなってきます。

 

リズムというのは、単にテンポ(速度)だけではなく、そこに強弱が必要。

・・・で、さらに
「あのボーカルのリズム感はすごい!」などというのは、テンポやリズムはもちろん、曲のビートを歌で表現しながらグルーヴしているということです。

それはハイレベルすぎるので、
ここではまず「テンポと拍子に合わせる!」ということをやっていきます。

 

もちろん人間ですから、タイマーのようにきっちりとハズれることなくテンポをキープするのは難しいですよね。

うっかりハズしてしまったとか、気持ちが入りすぎてモタついたとか、
慌てすぎて走ってしまった。。。というのはよくあります(←わたくしごと。笑)

そういう「うっかりミス」ではなく、そもそも
「リズムがよくわからない。。。」「リズムに合っている気がしない。。。」という方は、次の3つの方法で、歌のリズムを立て直しましょう。

私は大丈夫!という方も、確認がてらチェックしてくださいね。

 

1、音楽に合わせてリズムを刻む習慣をつける

 

リズム感を養うために必ずやらなければいけないこと。

その1つ目は、音楽に合わせてリズムを刻む習慣をつけることです。

ryo
せ、せんせー(^◇^;)ちょっと待った。それはあまりにも簡単すぎでしょ!

ささきひとえ
いいえ、いいえ、ここがちゃんと出来ていない人が多すぎます!!当たり前だと思って、すっ飛ばしてない?

ryo
まぁ、飛ばしてるっちゃ〜飛ばしてるけど。。。

ささきひとえ
カンタンなのは初めだけ(笑)後半はけっこう難しいから、ナメてはいけませんよ〜!最後までやってみてね(^^)

 

はい。では、早速!やってみましょう。

まずはペンを片手に、あなたがよく歌う曲を聴きながら、

① 拍子に乗ってテンポに合わせ、ペンでどこかを叩いてみよう

4分の4拍子なら、
1、2、3、4、1、2、3、4・・・というように曲に合わせて叩いていきます。

ささきひとえ
これはできますよね?でも遅れたり早くなったりしないように気をつけて。

大切なのは、ただ曲についていくように叩くのでなく、自分からそのリズムを感じながら乗っていくことですよ。

 

② それができたら、さらに細かい音符で刻んでいく

「カエルのうた」の場合

か え る の う た が V
♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩
1 2 3 4 1 2 3 4

聞 こ え て く る よ V
♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩
1 2 3 4 1 2 3 4

と叩くのではなく、

か え る の う た が V
♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫ ♫
12   34   56   78   12    34   56   78

聞 こ え て く る よ V
♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫ ♫
12   34   56   78   12    34   56   78

のように細かいリズムで叩いていきます。「ゲロゲロゲロゲロ」の感じで(笑)

ささきひとえ
もちろん「カエルのうた」ではなく、あなたが歌う曲で、細かくリズムを刻みながらやってみてくださいね。

ペン以外に、手や足でリズムを刻んでもいいですよ。
ちょっと疲れるけど、とりあえず皆さんできると思います。

ここまでは簡単。ここからが重要。

音楽リズムをきく

 

③ 音楽を聴くときは必ず、細かいリズムで聴く【習慣】をつける!!

問題はここから。細かいリズムで聴く!ということです。

これは「リズムが取れない」という人だけでなく皆さんに進めています。

リズム感がある人は無意識に、そして習慣的に、これを実践しているハズ。
細かいリズムまで意識できているからこそ、必然的にそのように音楽を聴いていると思います。

ここでは、ただ「音楽を聴く」ということだけですが、レッスンでこの話をしても、それを実践できていない人は半分くらいます。

今エクササイズでをやって細かいリズムが取れたとしても、それが習慣になっていなければ意味ありません。

アップテンポの曲だけでなく、
むしろバラードなどスローテンポの曲はとくに、細かくリズムを刻みながら聴いていくと良いでしょう。

ryo
へぇ〜、バラードもですか?ノリのいい曲は結構そんな感じで聴いてるけど、バラードは細かく聴いてなかったかも。。。

ささきひとえ
もちろんゆったり聴いて楽しむのもいいですが、細かいリズムが意識できると、もっと音楽が楽しくなりますよ(^^)

 

④ ③ができたら、次は「リズムの裏」を聴きながら叩いていく

リズムの裏ってよく言いますが、リズにはウラがあるんです!!
リズムの表とウラ、つまり、アタマ拍とウラ拍ですが、このウラ拍がとっても大事。

か え る の う た が V
♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩

の場合、

アタマ拍が1234の部分。
ウラ拍が「」の部分です。

②では、ペンでアタマ拍を叩きましたが、今度はウラ拍、「と」で叩いてみましょう。

ここでもきっちりとリズムをキープしながら叩きます。
もちろん「カエルのうた」ではなく、いつも聴いている音楽でやってくださいね!

そしてリズムの裏を取りながら音楽を聴く習慣を身につけることが大事です。これは、レッスンの時にやることではありません。

普段からあなたがどんなふうに音楽を聴いているか?

がリズム感を養うために一番必要で重要なポイントなのです。

 

2、曲のリズムセクションだけをじっくり聴いてみる。

 

リズム感がない・・・リズムが取れない・・・という一番の原因は、
そもそもリズムを聴いていないということ。

レッスンでも、リズムに問題がある方は、
例外なく自分の頭の中のテンポ感だけで、ご自由に歌われています(^^:)

そこでバックのリズムがどうなっているのか?
あらためてじっくり演奏だけを聴いてもらうことがよくあります。

とりあえずリズムセクションに絞って、聴いていきましょう。

 

① まずは【ドラム】をじっくり聴いてみよう

曲の中でドラムがどんなふうに入ってきているか?
どんなビート、リズムを刻んでいるかを聴く。

とくにスネアの音に合わせて、そこのアクセントをつけながら聴いて見ます。

スネアというのは小太鼓のこと。一番キレのある音でアクセントが付いていることろですね。
それをしっかり意識して、リズムを感じながら聴いてみましょう。

 

② 次に、【ドラム+ベース】この2つの組み合わせを同時に聴く

ドラムだけに耳を傾けらたら、今度は【ドラム+ベース】を同時に聞いて行きます。

よ〜く聞いていると、その曲のリズムの流れや動きが見えてきますね。

それを聴けて、感じることが重要です。

なぜなら、いくら練習したところで、
そもそも聴けていない(感じていない)ものを、表現することはできないからです。

ドラムが入っていない曲もありますが、曲の中で一番細くリズムを刻んでいるパートがあるので、その細かいリズムを聴いてみましょう。

できればカラオケ音源だけで聞いてみるのもいいと思います。
歌が入っているとどうしても歌の方に耳が傾いてしまい、結局あまり聞けない人が多いので。

細かいリズムが聴けるようになればなるほど、音楽がもっと楽しくなりますよ!!

 

歌のリズム感

 

3、拍子を取りながら完全に歌えるように練習をする

 

さて、ここからがいよいよ本番です。

今までやった

1、音楽に合わせてリズムを刻む習慣をつける。と、
2、曲のリズムセクションだけをじっくり聴いてみる。は、

普段あなたが、音楽を【聴く】ときの習慣ですね。

この習慣こそが、実は本当に大事な基礎の部分で、ここがどれくらい出来ているか?によって、上達までの時間が変わってくる!といっても過言ではありません。

ゆき姉
そっか、はじめから歌が上手い人は、ここが出来ているってことなんですね。

ささきひとえ
そうですね。そしてこの”音楽の聴き方”は、レッスンの時間にやることではなく、普段の習慣が大事。その時だけやってもダメなんですね。

 

なので一番大事なのは、習慣づけること。

そして3、拍子を取りながら完全に歌えるように練習をする。ですが、
まずは、

① 1を、歌いながらやってみます。

つまりペンは
「1,2,3,4,5,6,7,8, 1,2,3,4,5,6,7,8」

をきっちり刻みながら歌うわけですが、 この時点で「リズムがとれない」という人は途中でペンがメロディーと一緒に動いてしまいます。

間違えなく、ズレることなくリズムを刻みながら歌えるようにしましょう。

 

② 次は、1−②を歌いながらやってみる

細かく刻みながら、ちゃんと歌えたらOKです!

ryo
これは大丈夫!問題ないっす!

ささきひとえ
ではついでに、アクセントをつけて、まるでドラムを叩いているかのようにやってみてね!

 

③ リズムの裏を叩きながら、歌ってみる

叩くのは、
「1,2,3,4,5,6,7,8」ではなく、ウラの「と」のところだけですよ〜!

か え る の う た が V
♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩ ♩
 と と と と と と と 

 

ゆき姉
カエルの歌はいいとして、普通の曲でやると途中で混乱してしまいました・・・!

ささきひとえ
そうなんです。曲が複雑になってくればくるほど、リズムの裏を取りながら歌うのはむずかしいですよね〜

ryo
そうそう、ここまでは余裕だったけど、ウラ取りながらはちょっとヤバい!

ささきひとえ
ね〜。すっ飛ばさないでやってみると、案外むずかしいでしょう〜?

 

歌のリズムについては、この先もまだまだ深くなっていきますが、とりあえず基礎のリズムを身につけるためには、今回の3つの練習法はとてもオススメです。

まずは簡単な曲からスタートして、徐々にむずかしい曲に挑戦してみてくださいね。

自分は大丈夫!と思っている方も、3の「ウラのリズムを刻みながら歌う」練習をぜひやってみてください。

ささきひとえ
リズム・トレーニングだけではなく、脳トレにもなりますよ(笑) え??ボケ防止に効くって??

 

まとめ

◆歌のリズム感を養う基礎トレーニングは、
1、音楽を聴くとき、ペンで細かくリズムを刻みながら聴く習慣を身につけること。
2、聴けていないものは表現できない。まずはバックのリズム・セクションをじっくり聴いてみる
3、ペンで細かくリズムを刻みながら歌えるように練習する。

◆アタマ(表)ではなく、ウラのリズムを刻みながら、しっかり歌えるように練習する
 
◆バラードほど細かく刻みながら。

◆その曲のリズム(ドラムやベース)の動きを感じて、その
流れに乗って歌う
 
◆歌のリズム感を立て直すには、音楽の聴き方を【習慣づける】ことが大切です!
 

音楽の聴き方についてはこちらも参考に。「歌が上手くなるために避けては通れない音楽の聴き方」

 
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2 件のコメント

  • これは素晴らしい良記事で、所謂「リズム音痴」の本質をついてますね。
    個人的には、歌を音楽的に高いレベルで歌うには、色々なことを幾つも同時並行で処理する必要があると思っています。
    これが同時に幾つまでできるか? がどのレベル迄行けるかの一つの重要な要素だと思います。

    初心者は1つしかできない、相当数の伸び悩む人が2つ位しかできない。
    水準越えるには最低4つ同時にできないと駄目なんじゃないでしょうか?

    ××しながら○○しながら△△しながら歌う

    色々試してるのですが私は2つ迄しかできないようです。
    結構諦めかけています。
    曲を限定して練習すれば、その曲毎にフレーズ単位で傾注する2つ目のことを切替えながら歌う、というような最適化で何とかなるものもありますが…

    曲に合わせて内部でクリックを刻みながら拍感を持って、リズム/グルーブ感良く、ピッチが狂わない発声で感情表現載せて歌う

    無理ゲーですね。

    色んな先生に習うんですが、殆んどは皆さん「できちゃう人」なので、
    この「複数のことを同時並行処理」できる人達だから、
    そこができない人がいる事が理解できず、練習すればできると思ってるんですね…

    複数のことが同時にできるようになる為の効果的練習みたいなのが無いと、難しいと思います。

    • 亀井さん、コメントありがとうございます。全く同感です。

      「××しながら○○しながら△△しながら歌う」これをどれだけ同時に意識しながら歌えるか。
      まさしく「複数のことを同時並行処理」ですね。

      まずは、一つ一つできるように、
      それができたら一つずつ加えていく。

      でも「慣れ」もあるので、車の運転のように同時にやってるうちに、知らず識らずのうちに無意識にできるようになることが増える。。。というのもあると思います。

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