【ミックスボイス】って何?この魅力的なワードを冷静に考えてみよう

ミックスボイスcool
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ミックスボイスって一体なに?

ボイトレをやっている方や、ボイトレについての動画で学んでいる方にとって、【ミックスボイス】という言葉はどこか輝いて見えるかもしれませんね。

ミックスボイスができれば声が使えるようになって、歌が上手くなる!みたいに思える魅力的なワード。
でも実際は、【ミックスボイス】についていろいろ調べたりして練習しているのによくわかならない。。。上手くできないと言う方が多いように思います。

そんな、イマイチ掴みにくくて実態が見えない【ミックスボイス】ですが、今回は地声〜裏声(低い声〜高い声)まで、切り替えなして繋がる声の作り方を徹底解説していきます!

最後までお付き合いいただくことで、
・ミックスボイスってそもそも何か?
・ミックスボイスを掴むために必要ことって?
・ボイトレの落とし穴にハマらない大切な3つのポイント

など、理解していただけると思います。
ミックスボイスについてスッキリと頭が整理されるだけでなく、今後、いい結果につなげていくことができますのでぜひ参考にしてください。

youtubeはこちら

 

ミックスボイスを掴んでいく上で重要な3つの確認

はじめに、あなたに質問をさせてください。

Q1.あなたはミックスボイスが何か、分かりますか?

Q2: あなたはミックスボイスがつかめていますか?

この2つの質問は、最後までお読みいただくと答えがわかると思いますので、もう一度最後に質問したいと思います。

さて、まずミックスボイスについてお話するにあたり、大事なことを3つお伝えしたいと思います。

この3つはこれからミックスボイスを掴んでいく上でも、ミックスボイスだけじゃなくてもボイトレをやっていく上でもめちゃくちゃ重要になってくるので、ぜひ押さえておいてください。

 

1、ミックスボイスに限らず、声をカテゴライズするのは難しい。

そうなんです。そもそも声って声紋というのがあるくらい、一人一人違うわけです。

声も息もその種類は、人間の数だけあって、個人差もあります。例えば私一人の声をとっても、歌うときのその全てが違うわけじゃないですか。

その声をいくつかのボイトレ用語にハメて名前をつけたり分類するのはちょっとムリがありますよね?

なので、声の名称はいくつかあるけど、そこにカテゴライズするのはとても難しく無理があります。

で、ミックスボイスについてもいろんな定義があって、ミックスボイスについては特に、用語が一人歩きしているように思います。

私がLAでトレーニングを受けてた時は「ミックスボイス」という言葉はありましたが、今ほどメジャーではありませんでした。

どんなジャンルでも新しい発見があり、どんどん進化していくので、全然いいと思うのです。古いものにこだわるのはナンセンスだし。

でもその後27年間歌唱指導をしてきましたが、意味合いもみなさんの受け止め方も少しずつ変わってきているように思うし、どんどん言葉が一人歩きして雪だるまみたいに大きくなったような印象です。

そして今ではボイトレのビックキーワードになってしまいました。
声の変わり目で困っている多くの人たちが、

視聴者
ミックスボイス?これができれば声がひっくり返ったり切り替えたりしなくてもいい感じで、歌っていけるの?

と一気に注目したわけです。

さらにyoutubeを見る人も増えたりして、みんなこのミックスボイスについて知りたがっている。じゃ動画を出そう!と言うこともあり、いろんなボイストレーナーがたくさんのノウハウを出し始め、それを見た人たちが、

視聴者
やっぱり?ミイクスボイスできなきゃダメだよね・・・

って言う感じで膨れ上がったような感じ。。。

で、このミックスボイスって何?ってことですが、今のところ一番一般的に認識されているのは、おそらく

・地声と裏声を混ぜて使う混声、とか
・低い声と高い声の声喚点をつなぐ声、とか
・高音でも地声のように出せる裏声、とか

きっとこんな感じの認識が多いと思います。

 

ミックスボイスcool

 

でもなんで 分かりにくいのかと言うと、そもそも地声や裏声自体をどう捉えているか?によって受け止め方が全然違うからですよね。

これは【ミックスボイス】に限らず、【地声】という言葉一つとっても、
喉声に近い声を地声だと思っている人もいるかもしれないし、
中音域より低い音程の声を地声だと思っている人も多いし、
私は音程に関わらず声帯閉鎖ができている響く声だと考えているし。

【裏声】にしても、弱々しい声を裏声だと思っている人もいれば、
高音の高い声と思っている人もいるし、ファルセットのことだと思っている人もいます。
私は後ろ側に響く声として使っているし。

この時点で【ミックスボイス】は地声と裏声を繋ぐ声と言われても、全然違ってくるわけですよね。

低い声と高い声の中間がミドルボイスでしょって思うし。。。

いろんな人がいろんな定義で【ミックスボイス】を言い出して、それこそごちゃ混ぜな感じ?になってきたからです。まさに混沌としたミックボイス。笑

で今回、私もyoutube動画を上げるにあたり、色々日本人のボイストレーナーの動画や海外のボイトレ動画なども色々みてみて、みなさんどういうものをミックボイスとおっしゃっているのか?リサーチしてみたんです。

これがミックスボイスです!と言っている動画もたくさんあって観てみましたが、
◆素敵な声の黒人さんのトレーナーの動画は、甘くて柔らかい声を指していたし、
◆白人のロッカーみたいなトレーナーさんは、高音でクリアに響く声を言っていたし、
◆女性のトレーナーさんは、オペラのようなけっこう響きを伴う声を出せれていました。

これってヘッドボイス的な響きだよね〜とか、あるいはファルセットに近いんじゃない?とか、様々で、それはその人によって違いました。

これ、当然だと思います。

ボイストレーナーさんは自分の声を例に説明しているだけなのですが、あたかも【ミックスボイス】と言う声が存在しているかのように思ってしまう受け手は、自分とはなんか違うな〜とか、色々あってよくわからない。。。と、いまいち納得感がないワケですよ。

そこで自分のミックスボイスは合っているのか合っていないのか、判定してほしい!的なことにもなっているようで、そういう動画も結構ありました。

ミックスボイスcool

 

ささきひとえ
でも安心してください。ミックボイスは必要ないと言っているのではありません。ちゃんとできるようになります!

 

そして色々調べてみて、この一人歩きしている
ミックスボイスに、
みなさん何を求めているのか?

っていうと、

低音から高音まで、
ひっくり返ったり
切り替えたり
力んだりしないで、
スムーズにつながるイイ感じの声

なんじゃないか、という結論に達したわけです。

実際これをミックスボイスとして指導されているボイストレーナーの方も結構いました。

私自身もいつもレッスンでここを指導しているし、このやり方について レッスンしています。

この「低音から高音まで、ひっくり返ったり切り替えたり力んだりしないで、スムーズにつながるいい感じの声」を【ミックスボイス】だというのなら、

それはそんなに難しくないし、ちゃんとやり方があるし、
ほとんどの人は練習するとできます。

とにかく、声をカテゴライズしてあたかもミックスボイスと言う声があるかのように思う必要はないってこと。です

 

2、音声学的なことを解明するのが重要なのではなく、目指すのは歌が上手くなること

ミックスボイスについて勉強されている方は、理屈で知りたいという方も多いと思うのですが、実際、医学や音声学的な見地で複雑なことが分かったからと言って、歌が上手くなるとはかぎらないし、これを理解することはあまり重要じゃないと思います。

音声学の専門家ではないので、発声の仕組みとして声帯がどうなっているか?大まかにはわかりますが、細かいことについて詳しく知っているわけではりません。

私のところにレッスンに来られる方は、輪状甲状筋(喉仏の前側)がどうなって、甲状披裂筋(声帯のところ)がこうなってあーなってとか、その細かいことを勉強しに来ているわけではないので、あまり必要と思っていません。

もちろんある程度、知識は必要です!!

知っていることでイメージできると思うし、全く必要ないとは思っていません。
なので、私も声帯については必ずお話しします。

声帯について少し理解できると声の使い方が変わってくるからです!これは本当です。

私のレッスンでは いつもプレッシャー、つまり呼気ですが、

【プレッシャー】と
【声帯のフォーム】と
【共鳴のポジション=声の通り道】

つまり、その声をどう響かせて、流していくか?これがめちゃめちゃ大事だと思ってやっています。

そして目指すところは、

ストレスなくいい感じで声を使って歌っていくことですよね?
その歌を届けることですよね??

であれば、あまりこだわらずに振り回されずに、ざっくりとつかんでおけばOKだと思います!

 

3、歌い手は、〇〇ボイスとか〇〇筋をベースに歌っているのではなく、どう届くか?が大事。

そもそも歌い手は、〇〇ボイスとか〇〇筋をベースに歌うのではなく、どう届くか?が大事。その定義づけや判断はどうでもよく、正解もないと思っています。

ある程度イメージして「ここはファルセットにしよう」とか、「このサビはヘッドボイスでしっかり響かせよう」とか、それは考えますが、〇〇筋がどうとか、横隔膜をどうしてという順番で歌っていないはずです。

いやいやでも、たとえばファルセットの時の発声器官は、これこれこうなっている。。。。という検証結果があるじゃないか、っておっしゃる方もいるかもしれませんが、そういう理論が先にあるわけではなく、気持ちやイメージの中から生まれるものが声になるわけですよね?

私もそうですが、歌っているときにいちいちそんな検証結果をもとにして声を出しているわけではありません。

そしてリスナーだって、「あーこの声は輪状甲状筋がどうなって、咽頭のどこそこに共鳴している声だ!」なんて聴いたりしないと思います。

つまり後付けなわけです。

あなたの歌が結果として どう鳴ったか、どう伝わったか。

それが上手く伝わらないとか、自分的にしっくり来ない、たとえば、苦しいとか、思うように声が出せないとか、納得がいかないものだったら、別のアプローチがあるし、

逆に自分が納得できる表現だったら、わざわざ名前をつけてカテゴライズしななくてもOKなわけです。

歌っていくにはそれよりももっと大事なことがあるからです。

 

ミックスボイスcool

 

ただ、声を使っていくと言う面では、
技術的なことや理論に基づいた考え方は大事。

そして、ストレスなく声を使っていくためにやできることはたくさんあります!

うまくいかなくてひっくり返ったりするのは、力が入ったり逆に抜けたりすることでバランスが崩れてしまうからです。

そのバランスをとっていけるようにコツを掴んで練習すると、声はなんの切り替えもなくもともとスムーズに出せますよ。(声帯ポリープや結節、変声期などのトラブルが無ければ)

つまりこれが【ミックスボイス】
そのバランスをどうとっていくか?

そこで、「ミックスボイス」、つまり、
「低音から高音まで、ひっくり返ったり切り替えたり力んだりしないで、スムーズにつながるイイ感じの声」で歌うには、

・プレッシャー(呼気)
・声帯のコントロール
・声の通り道(響きのポジション)

これをコントロールしてバランスをとっていくことが とっても重要です。

ちなみに、この【ミックスボイス】生徒さんたちは結構な割合でできています。
多くの方がこのスムーズにつながる声が出せるので、練習すればきっと誰でもできると思います!!

呼気と声帯のコントロールと声の通り道(響きのポジション)をイメージできるとそれほど難しくありません。

ただボイトレ的にはできたとしても、歌の中で使っていくのは、正直ちょっと難しいです。

なので、ミックスボイス自体をあまり難しく考えずに、楽しんで練習していくといいと思います。

ちゃんと繋げていく方法はあるし、練習すればできるようになります。

 

で、もうひとつ念のため、ミックスボイスは歌唱においてとても重要ですが、もちろんこれが全てではありません。

歌うにはいろんな声のニュアンスがあり、いろんな声で表現します。
あえてギャップをつける時もあるし、ひっくり返す時もあります。

ささきひとえ
でも声をスムーズに使えることはとても大事なのでなので、
ぜひこのミックスボイスを練習してみてくださいね。

 

次回はミックスボイスのボイトレもアップしていきたいと思ってるのでお楽しみに!

 

・・・と言うわけで今日は【ミックスボイス】について冷静に考えてみました。

はじめの質問、

Q1.あなたはミックスボイスが何か、分かりますか?

A:ここでは「低音から高音まで、ひっくり返ったり切り替えたり力んだりしないで、スムーズにつながるイイ感じの声」のこと

Q2: あなたはミックスボイスがつかめていますか?

A:それにはプレッシャーと声帯のコントロールと声の通り道(響きのポジション)をイメージできるとそれほど難しくありません。このコントロールとバランスをとることがとっても重要です。

まだ掴めていないと言う方は、こちらも参考に!

Youtube動画もぜひご覧ください。
■【ミックスボイス】への最短ルート!寄せて上げる声のポジションを掴もう

■ミックスボイスを掴む!〇〇〇〇〇〇は最強の練習法

あなたの歌はもっと良くなる!!

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