音程が取れない、合わせるのが難しい、音程ズレてるよ、と指摘されちゃう方。
今回は【音程改善】、音程をどうイメージして歌っていくか?についてのファーストステップをじっくりやりたいと思います。
音痴だからと諦めていた方、音程が外れることを恐れて楽しく歌えなかった方は、驚きのビフォーアフターも紹介しますので、本気で【音程改善】を目指している方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
音程が取れない人の3つのタイプと改善のステップ
音程、音程といっても、全く音程が取れない人への解決法と、いつも歌っている人が外しやすい音程部分を修正する方法とでは、ちょっと違ってきます。
まず、3つのタイプというか、段階があるんですね。
Aタイプ:音程が全く取れない。いわゆる音痴と言われるタイプ
子供の頃から楽器の経験がなく、あまり歌ってこなかったケースが圧倒的に多いです。
自分で合っているかどうかもわからない、カラオケに合わせて歌うこともちょっと難しい方。
このタイプは、まず自分の声でメロディーに合わせて歌うという経験が少ないので、自分の中に、声と音程のイメージができていません。
どうイメージして、どう出していいのかがわかれば、劇的に変わる可能性があります。
後ほど紹介するビフォーアフターの方もAタイプの方で、(ここではAさんとしましょう。)はじめは、会話以外での声を意識して出すというイメージが全然できていませんでした。
なので、歌声自体も不安定で、音程もはじめは90%くらいズレていましたが、今は90%以上合っています!!
このタイプが一番多いと思いますが、カラオケで歌うと、音程が外れることがよくあって、時々「ズレてるよ」と指摘されるし、自分でもなんか音程とりにくいな〜と感じている方。 例えば、 ・メロディーの動きのなかで、途中の細かい音程がうまく取れなかったり、 あとレッスンでもよくあるのですが、 このタイプの方は、音をよく聴いて正確に掴み、音程のイメージを正しく持つことが重要になってきます。 Bタイプの方はこちらも参考に! このタイプは音程ではなく、声の使い方がうまくいっていないことでピッチが不安定になることが原因です。 ・フレーズの途中の音が、上手くコントロールできずに声があたらなかったり、 声のコントロールができるようになると音程のフィット感もかなり解決されると思います。 *もっと詳しく分析したい方はこちらをチェック! 結構みなさん、とりあえず出してみる!という方も多く、あまりイメージ出来ていない場合もあるので、どのタイプの方もぜひ参考にしてください。 練習方法は3つありますが、まず初めに、ABCどのタイプの方も 音程をどんなふうにイメージしていくか?については同じです。プロの方もこのイメージで歌っていると思います。 私はいつもレッスンで、スムーズな発声を掴むためには、
鼻〜 おでこの前〜 頭の上を通るライン をイメージしていただきます。 そこに、ドレミファソラシドがあるイメージです。つまり音程の階段です。 なので特に音程に自信がないという方は、この階段のイメージをしっかり持つことが重要です。 先ほどお話ししたAさんにもまずは、徹底的にこの階段をイメージしていただきました。 この音程の階段をイメージして、 ・どの音はどこのポジションか?イメージしながら声を出す ということをやっていったら、大きく変わりました!! 初めは全然音のイメージができていなかったので、とりあえず闇雲に声を出していたのですが、階段をイメージして指さし確認しながら声を出すことで、すぐに改善がみられました。 どうして楽器の経験がない人に、音程がうまく取れない人が多いのかというと、「ドレミファソラシド」の音階に触れる機会が少なかったからだと思います。 で、こういうのって経験値の違いが本当に大きいんですね。年齢も関係なく、どれだけやったかが結果に出ます。 レッスンの時だけじゃなく、うちでも音階を何度も聞いて練習したそうです。 正直、はじめは全く取れていませんでしたが、今では完璧です。 そしてこれは結構難しく、あの人うまいですよね〜!って言われるような方でも、特に音なして一人でやると結構ズレちゃったりするので、ぜひやってみてください! この音階がちゃんと頭に入っていると、アカペラでもキーがずれることなく歌えますよ(^^) アカペラだとどんどんキーが下がっていくことが多いので、BタイプやCタイプの方もここは大事です。 もうひとつ大事なのは、耳で聞いた音を、頭の中で再現する力をつけることです。 なので、例えばピアノの音を適当にひとつ出して、それを頭の中で再現し、声を出すという練習をします。 関連性のあるメロディーだと音程はわかりやすいので、カラオケは問題ない方でも、いきなりの単音を出されると取れない人が多いんですね。なのでこのような音感トレーニングはとっても力になります。 Aさんも初めのころは、音程はほとんど合っていなかったし、声も安定していない状態で、真っ直ぐ出すこともできませんでした。 ですが、なんと半年後には、ピアノにあわせて単音の音感トレーニングもできるようになりました。 もちろんレッスンでは、この3つのトレーニングに加え、ボイトレと歌の練習もしました。 ボイトレは本当に大事で、声の感覚が掴めるからです。 なのでボイトレもぜひやってみてください。 でもここで、歌に関してはどうなの?皆さん、気になるところですよね? 実はAさんの最初の頃の歌の音源はとっていなかったんです。 歌に関してはメロディーということもあり、ボイトレよりも取りやすい部分もあるんですね。 ★ここで大事なのは、階段をイメージして、指で確認するのです。 そしてあいまいな部分をちゃんと【見える化】していく作業です。 そうすると、自分の中でも、ただなんとなく音を捉えていたことがわかるし、 これとっても大事で、Aタイプの方だけじゃなく Bタイプの方も意外に流してしまっている部分があると思うので、確認してみるといいですね。 こういう状態だったAさんの歌。 驚きのビフォー・アフターを公開 しましたので、ぜひご覧ください!! でも8ヶ月くらいでこんなに変わったんですよ! もちろん個人差はあると思います。 今までずっと歌うことを避けていたAさんでしたが、言える事は、 音のイメージを持って音に触れていく事、その経験が大事という事です。 これは音程の階段イメージとそれに合わせて声を出していくこと なので、自信を持ってください、そして 希望を持ってください! 正しい音のイメージが掴めてくると、 何もしなければ、残念ながら何も変わりません。 Aさんも何もしなければずっと歌うことなんてなかったと思うし、歌う楽しさを知らないままだったと思います。 以前のAさんの歌を知っていた ご家族とお友達は、カラオケでAさんの歌を聞いて、もうビックされたそうです! 「音痴って治るんだ!!!」と驚いていたと言っていました 今では7曲くらいレパートリーも増え歌えるようになった喜びを味わっていると思います(^^) 1、音程の【階段】をイメージしよう! ・鼻からおでこの前、頭の上を通るラインをイメージしてそこにドレミファソラシド〜 2、「ドレミフォソラシド」の音階を叩き込む 3、音を頭の中で再現してから声にしよう! ここで大事なのは、階段をイメージして、指で確認するのです。 音程に自信がない方、音痴かもしれないと思っている方、 あなたの歌はもっと良くなる! Bタイプ:カラオケでも時々音程が外れる。音痴ではなく「ピッチが悪い」タイプ
・なんとなくの感覚でメロディーをとらえていて曖昧になってしまっていたり、
・音自体のイメージの仕方が上手くできていなかったり、間違っていることが多いCタイプ:微妙なピッチ(音程)の修正が必要な方。
・高い音が届かず音程がフラットしてしまったり
・苦手な音のコントロールがうまくできなかったり音程を改善して 楽しく歌っていくための具体的な練習法
1、音程の【階段】をイメージしよう!
・メロディーラインをこの階段に置き換えて、指でさしながら歌う2、「ドレミフォソラシド」の音階を徹底的にたたきこむ!
なので、そのAさんも地道にこれを頑張りました。
本当に効果があります!3、音をいったん頭の中で再現してから声にしよう!
さらに1年も経たないうちに、音幅があるような難しい音も、高い音も低い音も、半音も取れるようになりました!!
歌うだけじゃなく音階に合わせて声を出してみることで、シンプルな自分の声(歌声ではない)が見えてきます。
要は普通に声を出すことが意外にとっても大事なんですね。音程が取れるようになったのはわかったけど、歌はどうなの?
Aさんも、歌ってみると合ってるところもあるのですが、外れているところは、まず、メロディーを確認します。
この音はここより低くなるんだ。これくらい高くなるんだ というイメージができますよね?
Aさんは 月2〜3回レッスンに通って自分でも音階の練習をしていました。
そしてボイトレと、今までずっと歌ってこなかった歌を歌い出したことによる効果です。
どんどん歌も上手になるし、レパートリーの幅も広がります。音程改善の まとめ
・どの音はどこのポジションか?イメージしながら声を出す
・メロディーラインをこの階段に置き換えて指で示しながら歌う
そしてメロディーのあいまいな部分をちゃんと【見える化】していく作業です。
音程が外れることが怖くて歌えないという方、ぜひ練習してみてくださいね(^^)